真夏の読み聞かせ、稽古開始

夏に行う怪奇な読み聞かせ。今週から稽古が始まり、また戸惑いと模索の日々に突入した。この形式が初めてとなる出演陣はもちろんだが、いちどやった自分ですら、使う原文が変わるだけでこうも挑み方を変える必要が出てくるのかと新鮮に驚いている。

今回も短編を二本取り扱う予定で、今のところそれぞれ「そうなれれば今回は理想的だな」と想像している稽古と本編の道筋というか、ふくらみ方のようなものがあるが、これももう少し確かになった。一つは役が膨張して話を内側から爆発させる感じ、そして他方は役が話を吸収してから徐々に膨張して最終的に作品の巨大な外枠になる感じである。前回の初回稽古後の雑感と同じく何言ってるかわからないだろうが、私の中の「そんな感じのアレ」をどんどん形にしてゆくのがこれからの稽古だろうとワクワクした、そんな初回だった。

という、これは演出としての私の日誌。

そして協力していただく皆さんには、今回は形式の難しさだけでなく各々に違ったタイプの難題を押し付けることになる。そんなの格好付けて言うようなことでもなく、稽古ならば当たり前っちゃ当たり前なのだが、とりあえず初回の感じでは、押し付ける相手は間違ってなかったが道は険しそう、というところである。

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