稽古場日誌 – 3/18

背後霊

背後霊

さて前回のターンで書いたのは一ヶ月前。「徐々に焦りも生じてきました」などと悠長なことを書いていましたが、3/17現在、焦りも大分成熟してきました。
毎回この時期、「焦りを通り過ぎたら人は次の次元へ行けるんじゃないか」と妄想してますが、何度やっても焦りというのは際限なく膨らむばかりです。
ただ…まぁこれはほとんど言葉尻の問題ですが、ここで「しょうがない、自分にやれることを全力でやっていくだけだ」となるのも少し物足りない。殊に色々とテンパって頭がパンパンになっている今の段階に『全力』と思っていることなんて高が知れてるもので、本来なら全力はとりあえず出した上で、己の能力で届かないものをどう補っていくか探る時期じゃないか。と、いう心づもりでやらないと見誤るだろうと。
この「残すところあと稽古数回」という段階は、役者さんそれぞれの固有の弱点がどんどんあからさまに出てくるタイミングでもあります。「視線が泳ぐ」「特定の箇所で噛むようになる」「表情が壊れる」「息継ぎが増える」「一度もミスったことのない穴にはまる」等々、テンパるとこういう症状が出るのかという個性が目立ち始めます。おそらくそれを克服して生き生きとやれるようになる…あたりが思い描いている『全力』だろうと思うので、そこを突破して今まで数ヶ月やってきたものを全て収斂して体現するにはどうしたらいいか、的な心構えで残りの稽古をやっていきたいと思います。

また業務連絡だなこれは。
折角なので連絡。みんな、最終稽古は衣装を着けてやるよ。

ブックマーク へのパーマリンク.